ゴキブリさんの飛翔（ひしょう）はニオイまかせ。

予測不能な素早い動きが鳥肌モノのゴキブリさん、実は飛べるんです！

ただでさえ不快極まりないのに、飛ぶなんて嫌悪感MAX！！
ただ、飛ぶには飛ぶのですが、うまく目的の場所に着地できません…。

ゴキブリさんの翅（はね）は3億年前の形のまま、なぜか進化せずそのまんまです。
だから飛び立つのも大変。
地上から離陸できるのは森林性のモリチャバネゴキブリくらいで、他のゴキブリさんはすぐに離陸できません。

まずは垂直構造物を探して…
草木や家の壁をよじ登り、落ちるようにダイブしながらゆっくり上昇。
いまにも墜落しそうな超絶不安定な飛行で、ヒラヒラと飛んでいきます。

この時、羅針盤として頼りになるのが食品臭気ならびにメスの性フェロモン臭。
どちらも臭ければ臭いほど魅力的！

腐敗臭の漏れる汚部屋やメスゴキさんがたくさん住まう家には新顔のメンズが飛来するのです。
驚愕の悪循環！シャレになりません…。

着陸はコントロールできず、まるでラグビーボールかのごとく予測不能かつ適当です。

水溜りにポチャッ！
たまに池ポチャも経験します。
全身WAXでオイリーなのに身体が重いので水に浮かず、そのまま死んでしまうことも…。

ゴキブリさん、何故にそんななんでしょう…？
他の機能を極限まで進化させているのに、どうして翅は3億年前のまんまなの？

一応、翅は退化させずに残しているので、飛ぶつもりはあるみたいだけど。
少しは翅も進化させれば良かったのに…
まぁ、翅まで進化してたら手に負えないか…。

ハエの様に急旋回して縦横無尽に飛び回るゴキブリさんがいたら…
もはや生物兵器(-_-;)

ゴキブリさんはタマネギやネギ、ニンニクの腐敗臭を筆頭に、焼酎やビールのアルコール発酵臭、バナナやメロンの過熟臭に強く誘引されます。
これら○〇臭が出ないように気をつけましょう！